ここでは簡単に,左右のガラス面の曲率が等しいとします.(r = r1= -r2),すると,
のように簡単にすることができます.
焦点距離そのものは,レンズの曲率半径に依存してしまいますので,ここでは,
空気中のレンズの焦点距離,f,との比
を求めることにしましょう.
空気中のレンズの場合は,(nA1=nA2=1).
となります.
レンズの両側が水だったら,(nA1=nA2=1.33).
その比は,
3.64倍焦点距離が伸びることとなります.
集光する側のみ水であったなら,(nA1=1, nA2=1.33)
その比は,
1.95倍焦点距離が伸びることとなります.
では,今までは平行光を入射した際の光追跡でしたが...平行でない光の場合はどうなるのでしょう?
次ページから考えていきましょう.